交通・生活利便性が高く若年世代の入居を狙える「川崎」の特徴

不動産投資を行ううえで、最も重要なのが立地条件。そこで住みたい街として人気の街の特徴と不動産投資の可能性について見ていきます。今回、紹介するのは神奈川県川崎市です。

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不動産投資を行ううえで、最も重要なのが立地条件。そこで住みたい街として人気の街の特徴と不動産投資の可能性について見ていきます。今回、紹介するのは神奈川県川崎市です。

首都圏ではトップクラスの好アクセス…川崎の魅力

「川崎」駅の東側エリアに位置する川崎市川崎区は、東京都と神奈川県との県境である多摩川沿いのエリア。京浜工業地帯の要となっており、東京湾の沿岸部には重化学工業を中心とした工場地帯が広がっています。 また「川崎」駅東口エリアは、150万人の人口を抱える川崎市の中心市街地を形成しています。市役所などの行政機関が点在し、大型商業施設も集積する東口エリアの特徴を見ていきましょう。

通勤・通学の利便性が高い

川崎の最大の特徴は、東京都内・横浜・空港への交通利便性です。JR「川崎」駅から「東京」駅への所要時間は東海道線 で16分。また「横浜」駅への所要時間は9分です。どちらも乗り換えは必要ありません。 またJR南武線を利用すれば、「武蔵小杉」駅や「武蔵溝ノ口」駅、「登戸」駅 で、東急東横線や東急田園都市線、小田急小田原線に乗り換えも可能です。 さらに「JR川崎」駅の東口には京急線の「京急川崎」駅があります。「京急川崎」駅 からは、羽田空港、成田空港へも乗り換えなしでアクセス可能です。 「川崎」駅の周辺は、交通利便性を重視する単身世帯に人気のエリアです。

職住近接 で生活利便性も高い

川崎市のwebサイトによると、川崎区は区域の半分以上が企業用地です。オフィスや工業地帯の工場などが多いことから、「川崎」駅東口エリアは、職住近接の生活を実現しやすい環境が整っています。 ※参照:川崎市ホームページ https://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000023562.html さらに「川崎」駅東口エリアは、生活利便性の高さにも注目です。『アトレ川崎』、『ラ チッタデッラ』、『川崎ルフロン』、『川崎DICE』、『川崎モアーズ』 などの大型商業施設が集積しているほか、飲食店も豊富。最寄り品だけでなく、買い回り品も「川崎」駅東口エリアで揃えることができます。

国際都市化と再開発が進み、今後の人気上昇は確実

川崎市は『国内外から行ってみたい!住んでみたい!働いてみたい!そして市民が住み続けたい!「世界をひき寄せる真のグローバル都市 川崎」』をスローガンにして、国際都市化を推進しています。 2021年度末には、川崎市と東京都が共同で整備している『多摩川スカイブリッジ』が完成予定。川崎市と『東京国際空港(羽田空港)』間のアクセスが格段に向上します。 また殿町地区では、ライフサイエンス・環境分野における世界最高水準の研究開発から新産業を創出する国際戦略拠点『キング スカイフロント』の整備が進行中。世界中から有名企業が集まる予定で、現役世代の人口が増えることが予想されます。 また「川崎」駅の周辺では大型の商業施設や道路、駅前広場の再開発が進行中です。2021年5月には、駅西口にオフィス・ホテル・商業施設が集約された『川崎デルタ(KAWASAKI DELTA)』がグランドオープン。2022年度には川崎市役所旧本庁舎跡地に高さ111.62mの新本庁舎が完成予定。 「京急川崎」駅周辺で進む「京急川崎駅西口地区再開発事業」では、延床面積約8万平方メートル、高さ約120メートルの複合施設が整備されることが明らかになっています。

現役世代が多く居住し、賃貸ニーズが高い

『令和2年国勢調査結果(人口速報集計)』によると、川崎区の人口は 23万3,228人です。川崎市内では「武蔵小杉」駅の周辺エリアにあたる中原区は最も人口が多く、東急田園都市線の「溝の口」駅 周辺を含む高津区や、高津区の西側に隣接する宮前区などの人口は、川崎区とほぼ同じです。 また2019年10月1日時点における年齢別人口を見ると、20歳~54歳までの人口が多数を占めている状況です。生産年齢人口に該当する15歳~64歳の人口は全体の約67%を占めており、賃貸ニーズも高いエリアだといえるでしょう。 さらに「川崎」駅周辺では、行政による「川崎駅周辺総合整備計画」が進められており、景観に配慮した街並みが形成されつつあります。街全体の環境が良くなれば、周辺の物件は入居者希望者が増えるため、賃貸ニーズが高まると考えられます。

まとめ

「川崎」駅東口周辺は、交通利便性と生活利便性が非常に高く、働き盛りの世代に人気が出やすい環境が整っています。「川崎」駅の西口エリアと東口エリアとで比較すると、東口エリアである川崎区の方が人口は多いため、東口エリアでは空室リスクを抑制できると考えられます。 また、川崎区の年齢別人口分布を見ると生産年齢人口が約67%を占めているため、単身者またはDINKS世帯の入居を狙った投資が有効です。 賃貸物件は駅から徒歩10分以上のエリアにも多いため、バスの停留所付近や京急大師線の沿線などで物件を探すのも1つのアイデアと考えられます。 そして川崎市は、「川崎」駅周辺の再開発を筆頭に、『東京国際空港(羽田空港)』へのアクセス改善や殿町国際戦略拠点である『キングスカイフロント』など、再開発と国際都市化に積極的に取り組んでいます。現役世代の大幅な人口増加が見込める川崎市を、ぜひ不動産投資先として検討してみてはいかがでしょうか。