働き盛りの世代が多く利便性の高い「亀戸」の特徴

この記事では、交通利便性と生活利便性が高く、東京都が「7大副都心構想」に含めている亀戸について特徴を解説します。

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この記事では、交通利便性と生活利便性が高く、東京都が「7大副都心構想」に含めている亀戸について特徴を解説します。

交通利便性と生活利便性の良さが特徴

亀戸の特徴は都心部にアクセスしやすい交通利便性の高さと、「亀戸」駅周辺を中心としたエリアが持つ生活利便性の高さです。 JR「亀戸」駅は、「秋葉原」駅から総武線各駅停車で4駅目に該当します。「亀戸」駅から「東京」駅までは総武線から京浜東北線か山手線に乗り換えて約20分です。また、「亀戸」駅前には京葉道路が通っており、「東京」駅へは車でも約20分で行けるほか、千葉方面へも容易にアクセスできます。 そのほか、「亀戸」駅は東武亀戸線の始発駅であり、「曳舟」駅や「北千住」駅など北方面へ行くことも可能です。亀戸は下町らしい雰囲気も持つ街ですが、都心のオフィス街など各方面へアクセスできる交通利便性の高さが特徴的と言えます。 「亀戸」駅周辺は、交通利便性に加えて生活利便性も高いです。「亀戸」駅北口には『亀戸中央通り商店街』という商店街があるほか、駅直結のショッピングモールである『アトレ亀戸』や、南口には『ドン・キホーテ』などがあります。

11月㈾図1

駅の南口では地域密着型のショッピングモール『カメイドクロック』がオープン予定

2022年1月時点では、「亀戸」駅南口から徒歩約3分のエリアで新たなショッピングモール『カメイドクロック』が建設中です。こちらは『サンストリート亀戸』というショッピングモールの跡地を再開発する形で、野村不動産が開発している『プラウドタワー亀戸クロス』と直結した商業施設となります。

11月㈾図2

※建設中のショッピングモール:2021年11月時点の様子 かつての『サンストリート亀戸』は地域密着型の商業施設として営業しており、テナントに加えて地域住民も出店できるようになっていました。 その跡地を開発する野村不動産は、地元住民との打ち合わせなどを何度も繰り返した結果、「もともとあった広場を残してほしい」という声を受け、敷地内にコミュニティスペースを設けることとしました。

通常、市街地再開発というと周辺住民から反対の声が上がることも少なくありません。しかし、亀戸の再開発は周辺住民からも歓迎されている稀有な例といえます。 2022年1月時点では、『Right-on』や『ユニクロ』、『TSUTAYA』、『スポーツデポ』などの出店が決定しています。美容室や飲食店などの出店も決定しており、バラエティに富んだ商業施設になるでしょう。 新たな商業施設のオープンに伴い、周辺の利便性がさらに上がることで、今後の亀戸では人口の増加や地価の向上なども期待できます。

亀戸には働き盛りの世代が多い

亀戸の人口統計を見ると、20代後半から50代前半までの働き盛りの世代が多い点が特徴的です。2021年1月1日時点における、亀戸1丁目から9丁目までの年代別人口は以下グラフ のようになっています。

11月㈾図3

※参照:江東区 https://www.city.koto.lg.jp/101020/kuse/tokeshiryo/tokehyo/862.html

30代後半から40代後半までの世代はそれぞれ5,000人前後となっており、特に多くなっています。そのほか、20代後半の世代も約4,700人と多いことから、若手の社会人を狙ったワンルームマンション投資が狙い目です。 30代後半以上の入居を狙うのであれば、DINKS世帯または1人子持ちの世帯などを想定するとよいでしょう。

なお、江東区の転入者及び転出者に関する統計を見ると、2020年時点では東京都内から江東区へ移ってきた人の数が多くなっています。東京都内の移動では約2,592人の転入超過となっており、移動元のエリアを見ると江戸川区・墨田区・中央区からの転入者が目立ちます。

一方で、亀戸に限定して人口推移を見ると、2011年以降の10年間で大幅に増加しているものの、2021年までの2年間では横ばいの状況です。

11月㈾図4

※亀戸1丁目から9丁目までの人口合計 ※参照:江東区 https://www.city.koto.lg.jp/101020/kuse/tokeshiryo/tokehyo/862.html

2020年から2021年にかけてはわずかに人口が減少していますが、これはコロナウイルス感染症拡大の影響もあったものと予測されます。 2022年1月時点では再度感染が拡大していますが、経済活動も再開し始めていることから、再び人口が増加に転じることも十分考えられるでしょう。

駅近辺でのショッピングモール建設など、都市開発が進んでいることも明るい材料です。利便性の向上に伴って、働き盛りの世代が増えることも十分期待できます。

まとめ

亀戸は交通利便性や生活利便性が高いことから、20代を含む働き盛りの世代に好まれる街です。この傾向は亀戸の年齢別人口を見ても明らかでしょう。 コロナ禍でありながらも経済活動の再開とともに再び人口増加に転じることが期待されているとともに、駅の近くで大型商業施設が建設されるなど、都市開発が進んでいることも寄与すると考えられます。