ミニ株を始める前の準備
ミニ株を始めるには、事前準備をしておきましょう。
ミニ株を始める前の準備は、「取引口座の開設」と「各証券会社のミニ株の名称確認」のふたつです。
取引口座の開設
取引を開始するためには、
まずミニ株を取り扱っている証券会社で取引口座を開設する必要があります。
証券会社のひとつに、インターネットでの株式取引をメインとしている「ネット証券」と呼ばれる証券会社もあります。実店舗を持たないことから運営コストを削減できるので、各種手数料が
低額に設定されています。また、インターネットで株式のさまざまな情報を簡単に確認できたり好きなタイミングで投資できたりと、たくさんのメリットがあります。
最近では、本人確認書類を用意すれば、インターネットを使って簡単に取引口座を開設できるようになっています。
各証券会社のミニ株の名称を確認しておく
単元未満株取引サービスであるミニ株は、証券会社によって名称が異なっています。
例えば、SBI証券は「S株」、マネックス証券は「ワン株」、auカブコム証券は「プチ株」などが挙げられます。
また、ミニ株は名称だけでなく手数料やサービス内容も異なっています。
そのため、それぞれのミニ株の違いを把握してから、証券会社を選びましょう。
ミニ株を取り扱っているおすすめの証券会社5選
ミニ株を取り扱っているおすすめの証券会社5社は、以下の通りです。
・SBIネオモバイル証券
・SBI証券
・PayPay証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
どれも初心者におすすめできる証券会社ですが、それぞれに違いや特徴があります。
内容を確認して、自分に合った証券会社を見つけましょう。
SBIネオモバイル証券
SBIネオモバイル証券は、日本で初めてTポイントを使って投資できるようになった証券会社です。
手数料は無料ですが、代わりにサービス利用料がかかります。サービス利用料は月額制で、以下のように月間の約定代金によって料金が増えていきます。
・0円~50万円:220円
・300万円:1,100円
・500万円:3,300円
・1,000万円:5,500円
1,000万円以上になると、100万円ごとに1,100円のサービス利用料が加算されます。ミニ株を始める場合は50万円を超えることは少ないはずなので、
基本的に月額220円でミニ株を購入できます。
また、SBIネオモバイル証券では毎月200円分のTポイントがもらえます。そのことを踏まえると、
サービス利用料は実質20円となり、低価格で利用できます。
他にも、毎月指定した日程と名称を自動で購入してくれる「定期買付」というサービスがあります。100円から設定でき、積立感覚でミニ株の購入が可能です。
SBIネオモバイル証券は、余ったポイントでミニ株を実際に体験してみたい人などにおすすめです。
SBI証券
SBI証券は、SBIネオモバイル証券と同様にS株を取り扱っている証券会社です。ネット金融業界では国内最大級で、口座開設数も一位と人気もあります。
手数料は約定代金の0.55%で、最低55円となっています。業界内でもトップクラスに安い手数料でミニ株を取引できます。
また、S株には500円から購入できる銘柄もあるので、ミニ株をやってみたい初心者でも手軽に利用し始めることができます。
どの証券会社が良いか迷っている場合は、業界内でも屈指の人気と実績を誇るSBI証券を選べば間違いないでしょう。
PayPay証券
PayPay証券は、「トヨタ自動車」や「Google」などの有名な大手企業の株を1,000円から購入できる証券会社です。スマホアプリのダウンロード数が170万を超えていることから、PayPay証券の人気度がうかがえます。
少額から取引できて、3タップで手軽に株の取引を行えることから、初心者でも簡単に利用できます。
PayPay証券のユーザー調査では、2018年4月時点での利用者の7割が未経験者だったそうです。このことから、PayPay証券は初心者からの人気が高いことが分かるでしょう。
取引手数料は無料。円と米ドルの交換に必要な為替手数料(スプレッド)は、基準価格の0.5~1%です。
また、
PayPay証券では株式投資の基礎知識を漫画で学習できます。内容もしっかりしていて面白く、特定株式から確定申告のことまで、幅広い基礎知識が漫画に記載されています。
文字を読むのが苦手な人でも、PayPay証券の漫画を読めば楽しみながら株式投資の基礎知識が身に付きます。
スマホアプリで手軽にミニ株を始めたい人は。PayPay証券がおすすめです。
マネックス証券
|
情報 |
ミニ株の名称 |
ワン株 |
手数料 |
・買付:無料
・売付:約定代金×0.55% |
公式HP |
『マネックス証券公式HP』 |
マネックス証券は、外国の取扱銘柄数が多いことで有名な証券会社です。
ミニ株であれば、ほとんどの銘柄を一万円以内で購入できます。
手数料は買付時が無料で、売付時が約定代金の0.55%かかります。業界内でも比較的安く、
最低手数料は52円です。
マネックス証券には、
ワン株をスマホアプリ「ferci(フェルシー)」で取引できる特徴があります。
ferciは、SNSと投資機能がひとつになったスマホアプリです。SNSで他の投資家と情報交換しつつ、得た知識を使って簡単操作でミニ株を取引できます。
他にも、
ワン株であれば、通常の株と同じように保有株数分の配当金や株主優待などを受けることが可能です。ただし、原則として株主総会での議決権は与えられていません。
マネックス証券は、ミニ株だけでなく外国株式の取引にも興味をもっている人におすすめです。
auカブコム証券
|
情報 |
ミニ株の名称 |
プチ株 |
手数料 |
約定代金×0.55%
(※積立サービスの利用で無料) |
公式HP |
『auカブコム証券公式HP』 |
auカブコム証券は、手数料0円や割引プランが豊富に用意されている大手ネット証券会社です。
一般的な取引手数料は約定代金×0.55%で、最低手数料が52円と非常に安いです。しかし、
ミニ株のサービス「プレミアム積立」を利用すれば、取引手数料が無料となります。
プレミアム積立は毎月500円以上1円単位から設定でき、その範囲内でミニ株を購入してくれます。また、銀行預貯金口座から自動で引き落としてくれるので、忙しい人にとっても便利なサービスです。
さらに、
プチ株で株式を購入した場合でも、保有株数分に応じて配当や株式分割の割り当てが配分されます。プリ株を買い足して通常の株式取引で売買される売買単位にすることも可能です。
ミニ株で積立投資をしようと検討している人には、auカブコム証券の利用がおすすめできるでしょう。
少額投資ならミニ株以外にもさまざまある
株式にこだわらなければ、近年ではミニ株以外にもおすすめの少額投資がさまざまあります。
例えば、「つみたてNISA」、「ポイント投資」、「積立投資信託」などが挙げられます。
・「つみたてNISA」:少額で長期間積立投信できる非課税制度
・「ポイント投資」:クレジットカードなどで得たポイントを使って投資する投資方法
・「積立投資信託」:毎月決まった金額分の口数を購入して積み立てる投資方法
経験ゼロで始めやすい少額投資で、投資初心者にもおすすめできます。
少額投資は「利回りくん」もおすすめ
「
利回りくん」は、“応援を新しいカタチで”をコンセプトに、
一口10,000円からの少額投資ができる応援型不動産クラウドファンディングプラットフォームです。
特定のコンセプトを持った不動産物件に投資を行うことで、
配当金を得られるだけではなく。社会貢献や地域創生などの支援もできます。
さらに、運用資産の評価額が下落した場合でも一定額までは不動産会社が負担します。そのため、お客様の元本が変動するリスクが少なく、安定性のある少額投資です。
無料登録ですぐに利用できるので、少額投資を始めたいと考えている方はぜひご検討ください。
まとめ
今回は、ミニ株を取り扱っているおすすめ証券会社を紹介しました。
本記事で紹介したおすすめ証券会社を、おさらいしましょう。
・SBIネオモバイル証券
・SBI証券
・PayPay証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
違いや特徴を比較しながら自分に合った証券会社を見つけ、ミニ株を始めてみましょう。
また、近年ではミニ株だけでなくさまざまな少額投資があるので、株式にこだわらない場合は別の少額投資も検討してみてください。